はじめに
自分が作ったプログラムを誰かに使ってもらいたいと思いませんか?
せっかく作ったプログラムなのですから、自分以外の人にも活用してもらいたいものです。
どこで公開するのかといえば、やはりインターネットでしょう。
難しいと思いがちですが、初心者の方でも十分できることです。方法はいくつかありますので、お好きな方法で試してみましょう。
この記事では、Python初心者の方向けに、Pythonプログラムをインターネットで公開する方法を紹介していきます。
ぜひご一読して、世界中の人にあなたのプログラムを使ってもらいましょう。
どんなプログラムを公開する?
無料で公開するのであれば、特に実用的なプログラムでなくてもかまいません。ちょっとしたミニゲームなどでもよいでしょう。
もちろん、文字数を数えたり、正規表現を実行したりするような実用的なツールでもOKです。
まだネットにないようなオリジナル性を持たせるとよいでしょう。
また、インターネットに公開するならウェブアプリケーションが最も適しています。
ユーザーがブラウザで簡単にプログラムを使えるため、気軽に試してくれるでしょう。
公開したいプログラムがウェブアプリではない場合、ユーザーインターフェース部分をウェブアプリとして開発してラップするとよいでしょう。
プログラムを公開する方法は?
Pythonプログラムをインターネットに公開する方法はいくつかありますが、ここでは次の4つの方法を紹介します。
・レンタルサーバー
・クラウドサーバー
・PaaS(パース)
・個人サーバー
プログラムを公開するには、サーバー上で24時間Pythonプログラムを実行できるようにしておきます。
後は、ユーザーがインターネット経由でアクセスしてくれば、Pythonプログラムが実行されるという仕組みです。
どの方法を使っても、ユーザー側から見れば特に違いはありません。
あなたの好きな方法を試してみましょう。
レンタルサーバーを使う
レンタルサーバーは、その名の通りレンタルできるサーバーです。
サーバーといっても、普通のパソコンよりも故障しにくいとか、スペックが高いとかいう違いがあるだけで、仕組みは一般的なパソコンと変わりません。
OSも、あなたが使っているようなWindowsやLinuxで動いています。
レンタルサーバーは有料ですが、今では月数百円からレンタルできるため、気軽に借りられます。Python 3.x系に対応したサーバーを選びましょう。
とはいっても、多くのサーバーが対応しているため、選択肢は豊富です。
安価なLinuxサーバーにするとよいでしょう。
クラウドサーバーを使う
クラウドサーバーは、クラウド上に用意された仮想サーバーであり、初期費用が無料であることが特徴です。
従量課金(使った分だけ時間単位で請求される)のため、短時間だけ起動しておくような使い方に向いています。
常時起動しておくなら、レンタルサーバーのほうが適しているでしょう。
おすすめは業界最大手のAWS(Amazon Web Services)です。
無料利用枠が用意されているため、一定の範囲内であれば無料で利用できます。
PaaSを使う
PaaS(Platform as a Service、パース)は、クラウドサービスの一種で、アプリケーションを実行してくれるサービスです。従量課金ですが、クラウドサーバーよりも手軽に使えることが特徴です。
その分、自由度は低くなりますが、特に問題になることはないでしょう。
おすすめは無料プランが用意されているHeroku(ヘロク)です。
多くのエンジニアに使われている人気サービスなので、ネット上の情報も多く、情報源には困りません。
自分でサーバーを建てる
サーバー構築に興味がある方は、自宅で個人サーバーを立ち上げてみるのも面白いでしょう。
学習目的であれば、普通のパソコンでも問題ありません。あなたが今使っているパソコンをサーバーにすることもできるわけです。
最近では、Raspberry Piなどの手のひらサイズの小型コンピューターでもサーバーにできるので、機械いじりに興味がある方はそちらも面白いでしょう。
まとめ
どうでしょうか?自分のプログラムを公開したくなってきましたか?
インターネットでPythonプログラムを公開する方法はいくつかありますが、それぞれ特徴が異なっています。
ユーザー側から見れば、どの方法でも変わりありませんので、自分の好きな方法でやってみましょう。
あなたはどんなプログラムを公開したいですか?