ECとはElectronic Commerceの略称で(Eコマースと表記されることもありますが)、主にインターネット上での電子商取引を意味します。ここでいうECサイトはウェブサイト上で商品を販売するネットショップやオンラインショップのことです。
今回はWordPressにショッピングカートの機能を追加してECサイトを構築できるプラグインの中から何点かピックアップしてご紹介します。
Welcart
基本的な部分は無料で利用可能で、拡張機能を有料のプラグインで追加するシステムになっています。オンラインマニュアルやフォーラムも充実していますし、何よりも開発元が日本の企業なので全て日本語で利用出来るのが、魅力です。
・Welcartの機能一覧
・Welcartのインストール
プラグイン > 新規追加 > キーワード「Welcart e-Commerce」で検索してインストールします。
プラグインの詳細とダウンロードページは英語表記で、プラグイン名も「Welcart e-Commerce」となっていますので、その点のみ注意が必要です。
WP-OliveCart
こちらもWelcartと同様に国産のプラグインで、機能を制限した無料版と全ての機能が利用出来る有料版があります。Welcartと比べると無料版の機能が少し物足りなく感じるかもしれませんが、手始めに無料版を使ってみて気に入ったら有料版にグレードアップすると良いでしょう。
・WP-OliveCartの特徴
・WP-OliveCartのインストール
公式サイトのダウンロードページからプラグインファイルをダウンロードして、WordPressにアップロードする必要があります。
WooCommerce
WooCommerce は色んな物を販売できる、自由なデザインも可能なECプラグインです。海外で非常に人気が高く世界の30%のオンラインショップで採用されています。日本語化対応もされており、WordPressのプラグイン詳細ページは日本語で書かれています。
・説明動画
・WooCommerceのインストール
プラグイン > 新規追加 > キーワード「WooCommerce」で検索してインストールします。
ネットショップ管理プラグイン
有料で本格的な機能を備えていますが、これからネットショップを始めるという時よりも、ショップの規模が大きくなってきた時の選択肢の一つとして覚えておくと良いでしょう。Eコマースサイトを簡単に構築できるWordPressのプラグインで、簡単に会員制サイトを作ることができます。
・サンプル例
・ネットショップ管理プラグインのインストール
- http://www.cmswp.jp/plugins/
net_shop_admin/からネットショップ管理プラグイン(2.8.4以上)をインストールし有効化 - 圧縮ファイルを解凍後、`net-shop-admin`ディレクトリを`wp-content/plugins`ディレクトリにアップロード
- WordPressの管理メニューからプラグインを選択し、「Net Shop Adminプラグイン」を有効化
Easy Digital Downloads
デジタルコンテンツ(ゲーム・アプリ・音楽・画像など)に特化したダウンロード販売用のプラグインです。海外製なので基本的な部分以外は英語になります。このプラグインを利用すると、PDF、電子ブック、オーディオ、イラスト、写真などのデジタルコンテンツをダウンロードして販売するWebサイトを簡単に構築できます。Webサイトは英語表記になっていますが、利用するページ自体は日本語対応しています。
・説明動画
・Easy Digital Downloadsのインストールインストール方法
- プラグイン > 新規追加 >「Easy Digital Downloads」で検索
- WordPress.org からダウンロード
まずは無料のプラグインから始めてみましょう
今回ご紹介したプラグイン以外にもWordPressをECサイト化するプラグインは多数存在しますが、ECサイトを作るのはこれが始めてという方はまず国産の無料プラグインを利用してノウハウを身に付けることから始めてみてはいかがでしょうか。ECサイトを運営していく内に、現在使っているプラグインに足りない部分や自分が必要とする機能が少しずつ見えてくるでしょう。