今回はシートをクリアする方法についてご説明します。クリアとはシート全体を削除する場合と異なりシートの内容を初期状態に戻すことを意味します。
それではシートのクリア時の注意点と共に確認していきましょう。

シートを指定してクリア

まず対象となるシートを指定してCellsでシート全体のセルを作業対象にし、Clearメソッドでシートをクリアします。
<コード>

ActiveSheet.Cells.Clear 'アクティブシートのクリア'
Sheets("Sheet2").Cells.Clear    'シート名を指定してクリア'
Sheets(3).Cells.Clear   'インデックス番号を指定してクリア'

ステータスを指定してクリア

ところで先ほどのコードではシート内に図形があった場合にきちんとクリアされません。また、シート内のコメントは全てクリアしたいけれどデータは残したいという場合もあるでしょう。
そんな時にはステータスを指定してクリアを行うようにしましょう。
<コード>

With ActiveSheet.Cells  '以下アクティブシートのセル全体に設定を適用'
 .ClearContents  'シート内のデータをクリア'
 .ClearFormats   '書式のクリア'
 .ClearComments  'コメントのクリア'
 .ClearOutline   'アウトライン(グループ化)のクリア'
End With

オートフィルタの注意点

オートフィルタにより一時的に非表示になっているセルに付いてはVBAを実行してもクリアされず、
シートにデータが残ってしまいます。
<オートフィルタの例>
【VBA入門】シートをクリアする方法
そこで、確実にシートを全てクリアしたい場合は事前に次のコードでオートフィルタを解除しておくようにしましょう。
<コード>

If ActiveSheet.AutoFilterMode Then  'シートにオートフィルタがかけられている場合'
    If ActiveSheet.AutoFilter.FilterMode Then   'オートフィルタでデータが絞り込まれている場合'
        ActiveSheet.Cells.AutoFilter    'オートフィルタのON/OFF切り替え'
    End If
End If

まとめ

シートのクリアはClearメソッドで行います。
そして確実にシートをクリアするためにはシートにオートフィルタや図形が無いか前もって確認しておくとよいでしょう。