セルを他の場所にコピーする方法について解説します。
ショートカット等で手軽に行うことができるコピーですが、VBAでも細かく設定することができます。

値のコピー

セルの値のみ必要な場合はValueプロパティで取得することができます。以下のコードでは右の表の年度と合計額のセルを左側の表へコピーしています。
<コピー前>
【VBA入門】セルをコピーする方法
<コード>

Range("A1").Value = Range("E1").Value
Range("B2").Value = Range("F7").Value

<実行結果>
【VBA入門】セルをコピーする方法
ちなみに単体のセルのコピーではValueプロパティは省略することができます。上記のコードをよりシンプルにすると下記のコードになります。

Range("A1") = Range("E1")
Range("B2") = Range("F7")

複数の範囲をコピー

Rangeを使って範囲を指定すると複数のセルを一度にコピーすることができます。この場合、Valueは省略できないのでご注意ください。なお、コピー元とコピー先のセルの形が一致していないとエラーとなります。
<コピー元:上半期シート>
【VBA入門】セルをコピーする方法
<コード>

Sheets("年間合計").Range("B2:B7").Value = Sheets("上半期").Range("E4:E9").Value

<コピー先:年間合計シート>
【VBA入門】セルをコピーする方法

より詳細なコピー設定

数式やコメントなど、もっと細かくコピーの設定を行いたい場合はCopyメソッドを使用します。
まず、コピー元となるセルをRangeで指定してCopyメソッドでコピーを行います。続けてコピー先のセルを指定し、PasteSpecialで貼り付けます。このとき、PasteSpecialの引数でコピー内容の詳細設定を行いましょう。
<コード>

Range("A3").Copy
'全コピー(規定値)'
Range("D3").PasteSpecial
'値コピー'
Range("D4").PasteSpecial xlPasteValues
'書式コピー'
Range("D5").PasteSpecial xFormats
'数式コピー'
Range("D6").PasteSpecial xFormulas
'コメントコピー'
Range("D7").PasteSpecial xlComments

<実行例>
【VBA入門】セルをコピーする方法
もちろん先ほどご紹介した値貼り付けももちろんCopyメソッドで行うことが可能です。また、PasteSpecialの引数を省略した場合はセルの情報を全てコピーします。

まとめ

VBAでコピーを行うと様々な場所に点在するデータを瞬時に集約することができ非常に便利です。シートの形状に合わせて自在にセルをコピーし、必要なデータを収集してしまいましょう。