C言語には、プログラムを記述するためのフォーマットに決まりがありません。
フリーフォーマットでプログラムを記述することができます。
プログラムを記述する上で守るべきは文法のみ。
どのようなフォーマットでプログラムを記述しても、それはプログラマーであるあなたの自由です。
フォーマットが自由ならば、できる限り読みやすいフォーマットで記述をした方が良いですよね。
例えば次の「※プログラム1」を見て、あなたはどのように感じるでしょうか。
※プログラム1

main(){int i,n=10,x=0,y=0;for(i=1;i<=n;i++){x=x+i;y=y-i;}printf("変数x= %d : 変数y= %d\n",x,y);}

「※プログラム1」は、変数xに1から10までの和を、変数yに1から10までの差を求め、変数xと変数yの計算結果を出力するプログラムです。
いかがでしょうか。
とても分かりにくいプログラムだと感じたと思います。
それでは、「※プログラム1」を読みやすいように書き換えてみましょう。
「※プログラム1」に字下げや改行、スペース文字を加えたのが「※プログラム2」です。両者を比較してみてください。
※プログラム2

main() {
int i, n=10, x=0, y=0;
for ( i=1; i <= n; i++ ) {
x = x + i;
y = y - i;
}
printf("変数x= %d : 変数y= %d\n", x, y);
}

どうでしょうか。
明らかに「※プログラム2」の方が読みやすいですよね。
一瞬でプログラムの構造を把握できると思います。
「※プログラム2」のように字下げや改行、スペース文字を使うと、プログラム構造を視覚的に分かりやすくすることができます。
コンピューターにとっては「※プログラム1」と「※プログラム2」に違いはありません(注1)。
でも私たち人間にとっては、大きく異なります。
字下げや改行、スペース文字を使い「人間にとって」プログラム構造を分かりやすくすることは、とても大切なことです。
ぜひ積極的に字下げや改行、スペース文字を活用して、読みやすいと思えるプログラムを書いてくださいね。
たくさんのプログラムを読んでいますと、読みやすいプログラム、読みにくいプログラムの違いが分かってきます。
読みやすいな、と思うプログラムのフォーマットをまねるのも、上達の早道です。
なお仕事としてプログラミングをする場合、所属している組織や発注先などからフォーマットが指定されることが一般的です。
フォーマットの指定がある場合は、必ず指定されたとおりのフォーマットで記述しましょう。

C言語超入門の第7回まとめ

今回の「C言語超入門」では、字下げや改行、スペース文字を使って「人間にとって」読みやすいプログラムを書きましょう、ということをお伝えしました。
次回のC言語超入門では、関数名や変数名の名前の付け方についてお伝えいたします。
字下げと同様に、名前の付け方は読みやすいプログラムを記述するために、とても大切なポイントです。
プログラムが正常に動くのは当たり前。
いかに読みやすいプログラムを書くかが、プログラマーとしての腕の見せ所だと思いますよ。
ステップ・バイ・ステップ。焦らず一歩ずつ進んでいきましょう。

(注1)厳密には「※プログラム1」の方がプログラム・サイズが小さい、という違いがあります。
そのため、プログラム・サイズにシビアな環境では「※プログラム1」のような記述をする場合もあります。