Illustratorのペンツールの扱いに慣れていなくても、Illustratorの機能を使いこなせば複雑な模様をカンタンに描くことができます。
パスの変形を利用して花模様を描く方法について学びましょう。

Illustratorで図形や模様を描くには

Illustratorで図形や模様を描くには、下記の方法があります。

1.ペンツールを使って線で描く

ペンツールを使えば、複雑なイラストレーションを描くことができます。慣れればどんな曲線でも描けるようになりますが、練習が必要です。
※ペンツールの基本的な使い方はこちらをご覧ください。
【Illustrator入門】ペンツールを使いこなそう!

【Illustrator入門】ペンツールを使いこなそう!

2.長方形ツールや楕円形ツールで描いたオブジェクト同士を組み合わせて描く

ペンツールで複雑なイラストレーションを描く場合にも、キャラクターの目や鼻のような丸みのある部分は楕円形ツールを使用するとカンタンです。
また、パスファインダを使えばオブジェクト同士を重ねて四角を丸でくりぬいたような図形を描くこともできます。

3.パスの変形でオブジェクトを変形させる

1~2で描いた線は、パスの変形を使ってより複雑なかたちに変形させることができます。

Illustratorのパスの変形でカンタンに花模様を描くチュートリアル

ペンツールを使わなくても、多角形ツールやスターツールを使用して描いた図形にパスの変形を適用すれば、一瞬で複雑な模様を描き出すことができます。
パスの変形を使って花模様をカンタンに描く方法について学びましょう。
1.カンタンに桜模様を作るチュートリアル
2.スターツールを使って星型を描きます。
2.1を選択した状態で、メニューから「フィルタ」→「パスの変形」→「パンク・膨張」を適用し、数値を入力するかスライダーを膨張方向に移動させましょう。

3.星形を20~27%膨張させると、桜のような模様が完成しました。好みの数値を入力して効果を試してみましょう。プレビューにチェックを入れると、変形の度合が確認できます。

2.カンタンに梅模様を作るチュートリアル
1.多角形ツールで五角形を描きます。多角形ツールを選択した状態でアートボード上をクリックするとオプションがあらわれ、半径や辺の数を変更できます。

2.五角形に「フィルタ」→「パスの変形」→「パンク・膨張」を60%適用します。
3.回転ツールを使って、180度回転させます。すると5枚の花弁を持つ花模様ができました。

花の中央におしべを描くと、より梅の花らしくなります。

おしべの部分を描くには

1.楕円形ツールと長方形ツールを組み合わせて、1本分のおしべを描きます。おしべはグループ化しておきます。
※グループ化についてはこちらをご覧ください。
レイヤーをグループ化する方法

【Illustrator入門】レイヤーの仕組みを理解しよう!


2.花の中央に1で作ったおしべを配置しましょう。

3.回転ツールを使って、おしべを右へ30度程度回転させていきます。回転の中心軸を花の中央に移動させましょう。
Altキー(Win)あるいはOptionキー(Mac)を押しながらドラッグしてオブジェクトを回転させ、2本目のおしべを作ります。

4.2本目のおしべができたら、ショートカットキーで同じ動作を繰り返します。

直前の変形・移動を繰り返すショートカット
Win・・Ctrl+D
Mac・・Command+D

パスの変形を利用して作成した花模様の塗りに円形グラデーションを適用すれば、よりニュアンスのある花模様を描くことができます。

カンタンに描いた花模様の活用方法

パスの変形を使って作成した模様をブラシに登録してみましょう。
1.登録したい模様を選択し、ブラシパネルから新規ブラシを登録。
ブラシパネルが表示されていない場合、メニューの「ウィンドウ」からブラシパネルを表示します。
2.好みのブラシの種類を選択しましょう。
ここでは散布ブラシを選択しました。
ブラシを登録した後も、ブラシオプションからブラシのサイズ、間隔、散布、回転などを変更して好みのブラシを作ることができます。

パスの変形を使って作った模様で、さまざまなブラシを作って遊んでみましょう。

さいごに

いかがでしたでしょうか?
スターツールや多角形ツールで描いたオブジェクトにパスの変形を適用して、カンタンに複雑な花模様を描く方法について学んできました。
Illustratorの機能を使いこなせば、時間をかけなくても見栄えのいいアートワークを作成できます。
さまざまな花模様を描いて、パスの変形の効果を確認してみましょう。