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優勝者は小学生!?アプリ甲子園2015徹底レポート

受賞者の記念写真
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2015年10月25日(日)、東京大学伊藤国際学術センターの伊藤謝恩ホールで開催されたアプリ甲子園2015に参加させていただきました。今回は、3回目の開催となるアプリ甲子園を徹底的に解説します。

アプリ甲子園とは

アプリ甲子園とは株式会社D2Cが運営する大会で、LINE、SEGA、TwitterなどIT企業をはじめとして様々なスポンサーがついています。選りすぐりの小学生〜高校生がスマートフォンアプリ企画力・実装力を競います。3回目の開催にも関わらず、既に応募数は1000を超えている大注目のイベントです。今回参加してきたのは、そんなアプリ甲子園を勝ち上がった上位10名が最終プレゼンを行う決勝大会です。高校生以下だからって侮るなかれ、大人でも本当に驚かされるクオリティのアプリ揃いです。アプリの種類もゲームから実用性のあるものまで様々です。

尚、審査員はデジタルハリウッド大学の学長である杉山知之さん、慶應義塾大学環境情報学部准教授の中澤仁さん、テリヤキ株式会社代表の廣井那佳子さんなどそうそうたる顔ぶれです。

決勝大会進出者10組はどんな人?どんなアプリ?

1.「BrickWars」太田一毅さん(私立武蔵高等学校)

太田一毅さん

1人目は、私立武蔵高等学校の太田一毅さんです。太田さんが作ったBrickWarsは陣地を取り合うオリジナルのボードゲームです!コンピューターとの対戦も可能です。

プレゼンのポイント

  • AIを搭載
  • 近距離の通信体制(wifi、Bluetooth)
  • App Store でリリース済み、アップデートが評価は5

審査員とのやりとり

審査員:どの国でも遊べる点が良いですね。

審査員:複数人で遊べるようにはできますか?
発表者:3回目のアップデートで複数人での対戦も実装したが、複雑になりすぎるので元に戻しました。
審査員:ゲームはハードウェアの画面に縛られてしまいがちなので、色々と検討してもらいたいです

審査員:AIはどういう設定で作っているんですか?
発表者:すべてのマスで利益を比較して、利益がもっとも高いところに置くようにしています。

審査員:2つの難易度の高いほうだと勝てる気がしないんですが、難易度をもっと細かくすることはできますか?
発表者:友達からは「AIにクセがあるよね」と言われています。クセが分かると勝てやすいそうです。

司会:シンプルなのがきれい。色だけでも楽しいですね。

2.「Streeem」清水大輝さん(国立米子工業高等専門学校)

清水大輝さん

2人目は、国立米子工業高等専門学校の清水大輝さんです!Streeemはキーワードから様々なメディアの情報を収集できます。そのキーワードがどのメディアで話題になっているかも一目瞭然。Apple Watchにも対応しています。

プレゼンのポイント

  • 新しいキュレーションアプリのUI&UX
  • 後で読む、ワード検索、お気に入り
  • Apple Watchでも表示される
  • 各メディア会社と契約によりマネタイズ

審査員とのやりとり

審査員:どうやってニュースを収集しているのですか?
発表者:収集先のhtmlからAPIを作りました。(スクレイピングAPIを自分で作りました。)

審査員:新しいUI&UXであることで、使い方に少し戸惑う部分もありますね。

審査員:どうしてキュレーションアプリに注目しよう思ったのですか?
発表者:gunosyなどを使ってみて、自分でも作れると思ったのが始めです。

審査員:TwitterやYoutubeなどメディアごとに表示するメリットは何ですか?
発表者:シンプルさを表現したかった。また、今後のマネタイズの面からもメディアごとに表示されている方が良いと思っています。

司会:人物名の検索などで使われそうですね。
発表者:今後は、人物名を調べたらプロフィールが出るようしたいです。

司会:ご自分でも使ってみていますか?
発表者:日常的に使ってみて、使いやすさや機能を改善しています。

司会:今後実装したい機能はありますか?
発表者:キーワードのネガティブ・ポジティブが分かるようにしたいです。

3.「PutOn」中山晶平さん(早稲田大学高等学院)

中山晶平さん

3人目は、早稲田大学高等学院の中山晶平さんです。ブラウジング中やSNSをやっている最中など他のあらゆるアプリケーションの起動中でも、メモをとることができるPutOnをいうアプリを開発しました。

プレゼンのポイント

  • 画期的なメモ帳
  • アプリ切り替えをせずにメモを取りたい
  • Google KEEP、EverNoteではできない
  • 「メモを取る」から「メモも取る」

審査員とのやりとり

審査員:アイコンなどのデザインは誰が担当したんですか?
発表者:自分で作りました。

審査員:アプリ上にアプリを重ねるというのは、僕ではなかなか気づけなかったので、とても素晴らしい発想だと思います。

4.「Stylist」勝又健登さん・田畑凜空さん(St.Mary’s International School)

勝又健登さん・田畑凜空さん

4組目は、St.Mary’s International Schoolの勝又健登さんと田畑凜空さんです。服のトレンドや自分の服の管理などができます。iBeaconも搭載しています。

プレゼンのポイント

  • 服はたくさんあっても、クローゼットに眠っている
  • コーディネートで大切なポイントは、写真で取って見てみること
  • iBeaconを活用
  • Deep Learningを活用

審査員とのやりとり

審査員:すごく女性の心をとらえたアプリだと思います。

審査員:どういうところからアプリのアイデアを着想したんですか?
発表者:アメリカのファッションがすごい好きなんですが、店頭で服を見たときに家にある服と合うかなと思ったところから、アプリがあればいいなと思いました。

審査員:アプリに色々な技術を取り入れられていますが、技術を取り入れる優先順位はありますか?
発表者:タグ付け無しでもファッションの傾向が分かるようにDeep Learningを導入したり、持ってる服と店頭にある服のマッチングを確認するためにiBeaconの導入をしようと思いました。アプリユーザーの使いやすさや満足度を追求するために技術を導入したいと考えています。

5.「お願いあと5分!」西口舞花さん(神戸女学院中学部)

西口舞花さん

5人目は、「お願いあと5分!」という目覚ましアプリを開発した神戸女学院中学部の西口 舞花さんです。「あと〜分」と言うとタイマーがその時間分セットされる仕様になっているため、スマホをいじらず快適に2度寝をすることができます。

プレゼンのポイント

  • 寝坊したくない、けど二度寝したい
  • スマホに触らず、二度寝できる
  • 寝る前と起きた後のUIを変えた

審査員とのやりとり

司会:これは、切実ですよねえ!

審査員:僕も、二度寝したいときはSiriを起動して音声認識で目覚ましを再セットしたりしているので、それを一つのアプリでできるのは素晴らしいですね。

審査員:先ほど間違えて無理やり起こす機能を起動してしまったので、間違えて起動してしまった際の操作性も良くなると良いと思います。

司会:計算のレベルは変えられるんですか
発表者:レベルは3まで設定可能です。私はレベル2を使っています。

司会:開発期間はどれくらいでしたか?
発表者:4ヶ月で作りました。

司会:友達にも使ってほしいですか?
発表者:友達にも使ってほしいです。

司会:実際に使っていて、一番起きる音はありますか?
発表者:女の人の叫び声の音ですね。

6.「妄想ちゃっと。」荒巻美南海さん(渋谷教育学園幕張高等学校)

荒巻美南海さん

6人目は、渋谷教育学園幕張高等学校の荒巻美南海さんです。「妄想ちゃっと。」は、メッセージングアプリのUIのBot作成アプリです!普通は話せないような有名人達と擬似的な会話を楽しむことができます♪

プレゼンのポイント

  • アニメのキャラやマンガのキャラと話したい
  • グループトーク機能
  • 既読機能
  • 英語対応

審査員とのやりとり

審査員:自分で設定した回答を、他人にも渡せるのが良いと思いました。

審査員:みんなで一つのキャラを創り上げていけるという点が面白いと思いました。

審査員:ますます3次元の恋愛が遠のくのでは?
発表者:2次元が至高だと思ってますので!(会場笑い)

司会:ちなみに、どのアニメにはまってますか?
発表者:ジョジョ3期にはまってます。ポルナレフが好きです。(会場笑い)

7.「mago-note」太田史帆さん(さいたま市立桜木中学校)

太田史帆さん

7人目は、さいたま市立桜木中学校の太田史帆さんです。開発した「mago-note」はノートを作成するためのアプリで、テキストや画像の挿入や拡大・縮小はもちろん、付箋や他ページ(ノート)へのリンクなど様々な機能が実装されています。

プレゼンのポイント

  • 字を書くのが煩わしい、間違いを直すのが面倒、画像を張るのが面倒
  • タップで文字を移動可能、読む機能を選択すれば文字は固定
  • テキスト+画像+手書きに加えて、ノート間のリンク
  • 付箋5つ、罫線色変更、シェアができる

審査員とのやりとり

審査員:なぜ長押しでメニューが開く仕様なのでしょうか?
発表者:パソコンの右クリックの感覚で実装しました。
審査員:操作性が重要なアプリなので、タップでさくさくとメニュー操作ができると良いと思いました。

審査員:最初は操作に戸惑いましたが、プレゼンを聞いてアプリの操作性が良く分かりました。

司会:実際、自分で使ってみていかがですか
発表者:発表ぎりぎりまでアプリの開発をしていたので、これから自分でも使ってみたいです。

8.「DANMAKER」大渕雄生さん(開成高等学校)

大渕雄生さん

8人目は、開成高等学校の大渕雄生さんです。弾幕や速度を自分でカスタマイズできる弾幕シューティングアプリです。独特の世界観が魅力的です!

プレゼンのポイント

  • 自分でゲームを作れる
  • ステージを共有することができる
  • 独自の世界観のために、独自UI+オリジナル音楽・SE実装
  • 文化祭でアプリを遊んでもらって、多くの人のリアクションを見た

審査員とのやりとり

審査員:アプリを作り始めてからどれくらいですか?
発表者:8月からウェブのプログラミングスクールで学びました。

司会:デザインがとてもきれいですよね。
発表者:デザインは3回作り直しました。最初はポップなもので作りましたが、最終的に今回のデザインに変更しました。

司会:世界観はどういうものでしょうか?
発表者:電子世界に迷い込んで、敵を倒していくというものです。

9.「allergy」中馬慎之祐さん(成蹊小学校)

中馬慎之祐さん

9人目は、成蹊小学校の中馬慎之祐さんです。世界中の食物アレルギーの人の為のアプリです。外食している時に自分のアレルゲンが含まれているかを確認することができます。

プレゼンのポイント

  • Google翻訳はたよりにならない
  • 目に見えないアレルゲンを共有
  • 対応言語を増やしている

審査員とのやりとり

審査員:アレルギーを持っている人には、とても切実な問題だと思いました。

審査員:世界の人たちと、アプリをぱっと見てやり取りができるというのがすごい。
発表者:ありがとうございます。

審査員:アイコンや画像もすごいきれいでしたが自分でつくったんですか
発表者:画像を購入したり、自分で絵を書いてお母さんとイラストレーターで作ったりしました。

審査員:いつからプログラミングを学んでいるのですか?
発表者:4年生の秋から学び始めました。

審査員:最初から世界に対応している点がすごいですね。
発表者:Google翻訳だと訳が正しいかが分からないですが、アレルギーは命にかかわる問題なので、世界で使えることが大事だと思いました。このアプリで世界で5億人のアレルギーの人たちを救えればと思います。

10.「KAKUREMI」藤井達哉さん(福岡県立筑紫丘高等学校)

藤井達哉さん

最後10人目は、福岡県立筑紫丘高等学校の藤井達哉さんです。色に主眼を置いた新感覚のゲームです。忍者は隠れ身の術を使って空の色に合わせて敵に見つからないようにしなければなりません。

プレゼンのポイント

  • 色相環に着目
  • スコアの共有機能
  • 歩数が伸びれば難易度が変わる

審査員とのやりとり

審査員:色相環から出発して、忍者にたどりついたのはなぜですか
発表者:色相環を利用したゲームを作りたいと思ったのがはじめで、色相に合わせるというところから「隠れる」というゲームを発想しました。

審査員:昭和のテイストはわざとですか?
発表者:忍者は昔のものなので、ドットや和風で表現してみました。

審査員:次に作ってみたいアプリは?
発表者:ドット絵だけのゲームを作ってみたい。

審査員:なぜドットにこだわるのですか?
発表者:ドットは想像を働かせてくれると思っています。

プレゼン(企画力審査後は、実装力審査)

この大会はアプリの企画力だけでなく、実装されたアプリを触る実装力審査もあります。決勝出場者達と話しながら私も彼らの作ったアプリを使わせていただきました。

勝又健登さん・田畑凜空さん

アプリ甲子園2015の優勝者はなんと小学生!

優勝:中馬慎之祐さん「allergy」

allergy

準優勝:太田史帆さん「mago-note」

mago-note

3位:大渕雄生さん「DANMAKER」

DANMAKER

4位:中山晶平さん「PutOn」

PutOn

5位:清水大輝さん「Streeem」

Streeem

スポンサー企業賞も!

朝日新聞賞:清水大輝さん「Streeem」
セガゲームス賞:中馬慎之祐さん「allergy」
テコテック賞:太田一毅さん「BrickWars」
電通iX賞:中山晶平さん「PutOn」
パワーハウス賞:太田史帆さん「mago-note」
ひかりTV賞:勝又健登さん・田畑凜空さん「Stylist」
LINE賞:荒巻美南海さん「妄想ちゃっと。」

プログラミングには無限の可能性がある

プレゼン中、優勝した小学生、中馬慎之祐さんが言っていた言葉が忘れられません。

「僕はこのアプリで世界中の5億人の食物アレルギーの人々を救います。」

今回アプリ甲子園に参加して感じたことは、プログラミングには無限の可能性があるということです。年齢も、性別も、そして住んでる地域も何も関係ない。どんな人でも自分の作ったプロダクトを世界中の人に使ってもらうチャンスがあるのです。プロスタでは、より多くの人にプログラミングを学ぶ機会を与えられるよう、これからも情報提供を続けていきます。

投稿者:プロスタ編集部

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