- 公開日:2017-2-11 最終更新日:2017-2-14
- プロスタTOP / プログラミング初心者向け技術系ノウハウ・まとめ

Illustrator(イラストレーター)の機能を使えば、図形や文字を複雑なかたちに変形させることができます。今回の記事では、図形や文字を変形させるカンタンな方法について学んでいきましょう。
目次
図形を変形させるには
1.オブジェクトをカンタンに変形させる方法
オブジェクトを選択したとき、周りに表示される四角い箱を「バウンディングボックス」といいます。バウンディングボックスは、オブジェクト(図形)の回転・拡大・縮小がカンタンに行うことができます。
- オブジェクトを選択、バウディングボックスが表示されます。
- 表示されたバウンディングボックスの四隅の1つをつかんで変形させてみましょう。四隅から少し離れた場所にカーソルを合わせると、カーソルの形が変化してオブジェクトを回転させることができます。
-
オブジェクトの縦横比を変えずに変形させるには
- Shiftキーを押しながらクリック&ドラッグ
-
オブジェクトの中心点を基準に変形させるには
- Windows・・・Altキーを押しながらクリック&ドラッグ
- Mac・・・Optionキーを押しながらクリック&ドラッグ
2.もっと複雑にゆがませて変形させたい場合
自由変形ツールでオブジェクトを平行方向や垂直方向へゆがませながら変形させることもできます。
- 選択ツールでゆがませたいオブジェクトを選択。
- 自由変形ツールを選択している状態で、バウンディングボックスの隅をクリックしましょう。
- クリックした状態のまま、カーソルを動かさずにCtrlキー(Windows)、あるいはCommandキー(Mac)を押します。すると、カーソルのかたちが変化します。
- クリック&ドラッグで好きなかたちにゆがませてみましょう。
※メニューの「フィルタ」>「パスの変形」>「パスの自由変形」を選択しても同じ効果を得られます。
3.フィルタを適用して複雑に変形
オブジェクトにフィルタを適用することで、カンタンに複雑なかたちへと変形させることができます。
- スターツールで星型のオブジェクトを描いてみましょう。
- オブジェクトを選択している状態で、メニューの「フィルタ」>「パスの変形」>「旋回」を選択しましょう。
- 適当な数値を入力すると、手裏剣のようなかたちに変形しました。
文字を変形させるには
テキストツールで書いた文字は、図形のときのようにバウンディングボックスをつかんで変形させようとしてもできません。
文字はメニューの「書式」>「アウトラインを作成」を選択。アウトライン化した後なら自由変形ツールで変形させることが可能です。
図形を変化させたときと同様、さまざまなパスの変形を適用して変化を確認してみましょう。
エンベロープ機能を使って文字やオブジェクトを変形
1.文字をオブジェクトのかたちに変形
エンベロープを使うと、文字をカンタンに変形させることができます。文字をオブジェクトにはめこんだようなかたちに変形させてみましょう。
- 変形させたい文字の前面にオブジェクトを配置します。
- Windows・・・Ctrl+]
- Mac・・・Command+]
- 文字とオブジェクトの両方を選択。メニューから「オブジェクト」>「オブジェクトの最前面のオブジェクトで作成」を選択しましょう。
- オブジェクトのかたちに文字が変形しました。
-
選択したレイヤーを前面に配置するショートカット
その他にも、エンベロープ機能の「ワープを作成」を使用すると文字やオブジェクトをアーチ状へと変形させることができます。
変形後もメニューの「オブジェクト」から「エンベロープ」>「オブジェクトの編集」からテキストを変更でき、途中でテキストを変えたくなったときにも手軽に変更できる点がメリットです。
また、エンベロープを適用した後でも自由変形ツールなどでオブジェクトのかたちを変形させれば、変形させた文字や図形が追随してさらに変形します。試してみましょう。
まとめ
図形や文字を変形させる方法について学んできました。図形や文字の変形ができるようになれば、印象的なロゴの作成に役立ちます。基本をしっかりおさえておきましょう。
おすすめ記事
➡【【Illustrator入門】イラストレーターにフォントを追加する方法
➡【Illustrator入門】文字ツールの基本操作とアウトライン化