1ヶ月でWebデザイン・プログラミングスキルをオーダーメイドのカリキュラムで学べるスクール、それがWebCamp。

HTML5でモバイルアプリを開発できる!?10万ユーザーを突破した「Monaca」とは

アシアル株式会社 代表取締役社長の田中正裕さん
Pocket

HTML5で簡単にiPhoneとAndroid両方に対応したアプリを制作できる開発環境「Monaca」。ユーザー数が世界10万人を突破して波に乗るMonacaを手がけるアシアル株式会社の代表取締役社長の田中正裕さんに、Monacaの開発の経緯、サービスやユーザーについて、そして今後の展望を伺いました。

「モバイルアプリ」と「HTML5」のトレンドに乗って開発されたMonaca

- 簡単に自己紹介をお願いします。

スタートアップ企業でのアルバイトなどを経て、大学時代の2002年にこの会社を立ち上げて、現在の従業員数は正社員は35名、全員合わせると50名ほどになります。今まで一貫してエンジニア向けのサービス・製品開発、受託開発を行ってきました。会社の立ち上げ当初からしばらくはエンジニア向けの教育、PHP開発者向けの支援サービス・開発ツールの提供など行っていました。2008年〜2009年頃iPhoneが日本に出るくらいからスマートフォンアプリ開発は会社でやっており、HTML5という新しいトレンドが来たタイミングで、それをつかってモバイルアプリの開発ができるのではないかということで2010年から研究していたのですが、可能性を感じたので2011年にMonacaをリリースしました。

- その頃はこういった開発環境はまだなかったのでしょうか。

Titaniumというサービスが海外で出ていたものの、その頃はクロスプラットフォームのトレンドはまだ来ていませんでした。Monacaは完全に日本で作られた開発環境で、他に代替できるようなものはなかったので、初めから注目してもらっていました。

- Monacaにはどういったプランがあるのでしょうか。

プランは無料の「Basic」、980円/月の「Personal」、5,000円/月の「Gold」、8,000円/月の「Platinum」の4つに分かれているのですが、プロジェクト数やストレージなどによって料金が変わってきます。あとは、教育機関向けのプラン、エンタープライズ向けのプランも用意してあります。

Monacaに加えてOnsen UIというHTML5を用いたモバイルアプリ開発のフレームワークも提供しています。こちらはオープンソースで無料で使えて、海外の方を中心に使ってもらっています。実は、Monacaを使わずOnsen UIを使う方もかなりいらっしゃいます。

Monaca

アプリプログラミング未経験の方でも簡単にアプリ開発が可能

- Monacaにはどんなユーザーが多いのでしょうか。

リリース当初は、個人の方の利用が多かったのですが、法人・ビジネスの利用が増えてきました。元からグローバルを意識してやってきたのですが、ユーザーの4割くらいは海外になってきています。アメリカやブラジル、インドなどのユーザーが多いです。開発者は、iPhoneやAndroidのアプリ開発の経験がある方もいるのですが、Webエンジニアの方がかなり多くて、普段HTML5やJavaScriptでWebページを開発しているフロントエンドエンジニアが、モバイルアプリも同じ技術でできるということで使ってくれています。法人の利用の場合は、これまでJavaなどを使ってきたような方々がMonacaを勉強して開発を行っているみたいです。

大学や専門学校、高等学校、中学校など教育機関の授業でMonacaを使ってもらうケースも増えていますが、弊社からなにか営業をしているわけではなく、先生同士のネットワークでどんどん広がっています。慶應義塾大学の湘南藤沢キャンパスの授業では、500名を超える学生がMonacaを使って学んでいます。
(参考:慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスでMonacaを使った講義を見学してきました

- 初心者の方でもMonacaを使って開発しているケースもありますか。

子持ちで仕事もしている主婦の方が、勉強も並行しながら1日たった1時間〜2時間で、2年間で約70ものアプリを開発した事例もあります。その方は、SEとして仕事をしているものの、アプリのプログラミングは全くの未経験でした。

- そのような方々はどのようにMonacaについて学習しているのでしょうか。

弊社でMonacaを使った開発に関して「クラウドでできるHTML5ハイブリッドアプリ開発」という公式の書籍を出していて、それを読めば大体のことはわかるようになっています。あとは、ドキュメントに力を入れていて、開発手順を示していたり、サンプルアプリを掲載していたりするので、公式サイト上の情報でも十分開発が可能だと思います。

様々なジャンルのアプリ開発に利用されている

- 具体的にはどのようなアプリが作られているのでしょうか。

色々な事例が出てきていまして、長野銀行さんが営業力強化・業務効率の改善を目的としたアプリケーションを開発されていたり、東京カレンダーさんが自社のWebサイトのアプリ版をリリースされていたり、NPOフュージョン長池さんは公園管理作業の業務効率改善・情報共有の促進のためにアプリを作られています。これらの開発を担当されている会社さんからは「開発工数を大幅に削減することができた」などといった声をいただいております。

あとはリクルート・メディアテクノロジーラボより分社独立したニジボックスさんが運営する「レシポ!」は毎月50万人が使うサービスですが、Monocaで開発したことでエンジニア1名という体制ながら半人月程度の工数でiOS・Androidのアプリをリリースすることに成功しています。

Monacaについて話をする田中正裕さん

一度知ってもらえれば使ってもらう自信はある

- 今後の展望を教えてください。

日本では引き続き法人により使ってもらえるように頑張ります。また、国内市場では国産のクロスプラットフォーム開発環境がないので競合を意識することはあまりないのですが、グローバルで見たときにいくつか他のツールもあるので、そこと競いながら一番のシェアを取っていきたいと思っています。Monacaのチームは15名ほど外国の方がいるのですが、マーケティングに特に力を入れていきます。私自身もアメリカに行って発表やミートアップしたりしています。

Googleさんが作っているAngularJSというフレームワークがあるのですが、そのカンファレンスのスピーチでAngularJSの開発者の方がOnsen UIの話をしてくれたり、MicrosoftさんがVisual Studioの新しいバージョンを出した際に「Onsen UIに対応」とわざわざ言ってくれたりと、海外での注目もかなり集まってきている印象があります。知ってもらえれば使ってもらう自信はあるので、知ってもらうことに力を入れていきたいです。

- ありがとうございました。

投稿者:プロスタ編集部

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

おすすめスクール

全国30校舎で展開されるヒューマンアカデミーのWeb講座は修了者数4万人超、講師とカリキュラムの満足度がどちらも9割を超えています。就職や転職に必要なレベルの実務スキルを身に付けられます。

WebCampは、一ヶ月の短期集中でWebデザイン、プログラミングスキルを習得するスクールです。学習効果の高い反転授業(自主学習でインプット、講義でアウトプット)を採用し、年間1000名を輩出しています。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

プロスタの最新情報をお届けします

あわせて読みたい

関連記事

イチ押しランキング

1リナックスアカデミー

リナックスアカデミー

2システムアーキテクチュアナレッジ

システムアーキテクチュアナレッジ

3WEB塾

WEB塾

メールマガジン

ページ上部へ戻る